『イマゴオリィイ家』の奇妙なブログ

アフェリエイトじゃないです。一緒にしないでください。

I bought an ashtray in the shape of Mussels.

1.みさきのお店無くなっちゃった

 

みさきのお店が無くなったのはつい2年前のこと。

みさきには7個上の彼氏がいて、出会いはキャバクラで働いていたときのボーイの男の子だった。

家の事情もあり、昼はネイルの学校に行っていたため、必然的に夜の仕事をするようになった。

人を喜ばせることは昔から好きだったが、自分の好意ある人とそうでない人では気持ちの入り方にやはりどこか無理している自分が出てしまっていた。

逆もそうで、好きな人からもらうものはなんでも嬉しいと思えるが、

頭は薄く、豚のような容姿と体、鼻息が荒く、さっきまで仕事をしてきた臭いがするような人から

 

「はい!これぇ、バッグだよ!」

 

といわれてもらった高そうなブランド物のバッグも煌びやかな宝石もチープに見えて

何をもらっても心の底から喜ぶことはできなかった。

みさきが7個上の彼氏から初めてもらったのはムール貝の形をした灰皿だった。

タバコをいままで飲んだアルコールの空き缶に入れていたが、もらったその日からはそれを使ってタバコを消すようになった。

夜の仕事はある程度で朝まで引っ張られないようにしていた。

全ては小さい頃からの夢であるネイルのお店を開くためだった。

彼氏との約束も、明日が学校ならば断り、練習を欠かさず行なっていた。

そうやって過ごす自分は誇り高いとも思っていた。

今思えば自分に酔いしれていた。

月末になれば給料が振り込まれ、

半分が学費、後の半分で生活をやりくりする。

そーいった生活は苦手ではなく、自炊をしたり、なるべく出費を出さないように暮らすのはなんなら楽しいとも思えていた。

そして2年後

学校を難なく卒業し、キャバクラをやめる決意をした。

彼氏にも話した。彼氏は

 

「ネイルを始めて余裕あればまたやれば?」

 

と言ってくれた。

ネイルのお店はすべて彼氏が準備してくれた。

彼いわく、

 

「俺の先輩に店立てる仕事してる人いるから、話通しとくよ」

 

願ってもない話で、心の底から喜んだ。

そして、二ヶ月後に彼氏から詳しい話をきいた。

 

「えっと、店開くのに大体300あればいいって」

 

少しずつ貯めた貯金は大体100ぐらいだったので、あとの200は消費者金融と親から借りた。

そしてなんとか作った金を彼に渡し、お店ができる場所や構想を絵に書いたり、SNSで告知をしたりして、浮き足だっていた。

 

「みさきのお店もーすぐ決まるんだぁ!」

 

次の日から彼氏と連絡がつかなくなった。

そんなわけない。

ゆめだとゆってよ。

そーなった時に真っ先に考えたのはSNSだった。

あんなこと書いといて、騙されたなんて言えない。

でも、もしかしたら誰か助けてくれる人いるかもしれない。

キャバクラのお客さんのジジイどもはきっと助けてくれるよね。

そう頭で逃げ道をさがしながらストーリーを投稿した。

自分の夢であるネイルのお店は…

 

 

「みさきのお店。無くなっちゃったミタイ。涙」

 

 

 

 

 

2.44歳トリキで!

先日マッチングアプリであったサラリーマンの男性は渋谷で待ち合わせしているが、待ちあえるとはおもえないほど待ち合わせる人がいる。

顔はそうでもないが、仕事はかなりいいところに勤めているらしい。

実際に会うと顔は画像よりよく見えた。

44歳という年齢を感じさせないような笑顔をみると、

「あそんでんなー」

と思わざるをえない。

 

「初めまして。じゃあ行きますか。」

 

「はい。」

 

「お店どこか決めてるんですか?」

 

「いや、実はまだ決めてなくて。どこがいい?」

 

「さとしさんに全部お任せしますよ。」

 

「そーか。んーーー。」

 

30秒ほど悩んで、結論が出た。

 

「んじゃあ、トリキいきますか!トリキで!」

 

脳が一瞬停止して、即座に目がすわる。

そして足が止まる。

全身の血が沸騰したように暴れ、怒りが心と頭を通っていった。

 

なんなんこいつ。

「トリキで!」じゃあないだろ。

なめんなよまぢで。

おめぇいくつだよ。44歳でトリキにディナー行かないだろ。

一生懸命仕事してこれですか。

今日はもおむり。

 

「帰ります。お疲れ様でした。」

 

「あ!ちょっと!」

 

追いかけられる前にささっと改札を通った。

44歳でトリキなんかいってんじゃねーよ。

まったくもお。

 

つぎあったらなぁ!!

 

私が直々にわからせてやるからなぁ!!!

 

拳で!!!!!!

 

とか言ってもいいよね。

たまには。

はぁ〜…。

BAR行っちゃおっと。

                  いじょ

 

 

 

誰かが言った。"お金は幸せを奪うが、地下鉄で泣くより車でないた方がいい"と。

まんせー

曇りの日は一日中調子がいい。

それは小さい頃からそうである。

なぜか朝の目覚めが良くて、肌の感じ髪の毛な感じ全てにおいて身体の調子が良い。

みながこの中途半端で妙な気候に苛立ち、身も心も曇っているようにみえる。

 

 

1.ナチュラルトレーニン

 

日々を忙しなく生きている父も休みの日にはどこかに連れてってくれるぐらいは余裕のある家庭だった。

遠出をするときは基本は体調が悪くなる私をみて、いつも連れて行きがいのないと言っていた。

車酔いは車に乗る前から始まっていたのを覚えている。

一生懸命耐えてついた先ではすぐお昼ご飯を食べるのだが、さっきまで吐き気に襲われてたのにすぐにご飯は食べられない。

美味しいはずのご飯は味はしないし、毎度のことではあるが元気のない私を母はよく撫でてくれた。

そーゆー厄介な事がなくなったのは自分で車を運転するようになってからである。

「なぜ自分で運転する車は酔わないのか」

旅行に行った際に、何の気無しに帰りの運転を父がする流れになった時に違和感をおぼえる。

父はアクセルを規則的なリズムで踏んでいた。

 

ウーンウンウウウンウィーーーーーンウィンウン

 

今までは気づかなかったが、それに気づいてからは気になって気になって眠れなくなった。

そして酔って苦しくなっていた。

私がそういう体質のせいで苦しんでいると思っていたが、

そうではなかった。

父のアクセルリズムのせいであった。

ただ、他の人の運転では酔わないことも分かっていた。

母が運転すれば大丈夫なのも運が良かったと考えていた。

おかげで強靭な三半規管を手に入れたのである。

そうやって鍛えられた三半規管はいまだに他の人が運転する車では酔うことがないのである。

ライオンの親が子を崖から突き落とし、上がれた子どもを育てるように、

私はナチュラルトレーニングをさせられていた。

そーやって身も心も強く育ててくれた父に

感謝なんかするわけねーだろタコがよ

返せよおれの遠出の記憶を!

許さないからな全くもう!

 

 

 

 

 

2.コップ一杯の水のようなベストアンサー

 

 

蓮の夢見る時はいつも決まって19時半になったのを見て、

 

"んじゃ、そろそろ寝るわ"

 

って言って寝ようとする。

話や出来事は毎度違うのに、いっつも19時半になったら

んじゃ!寝るわといって

そのタイミングで俺は起きる。

最近は早起きブームが起きていて、6時から7時に目が覚めてダラダラしてる間に8時になっている。

早起きをして"ナニカ"をしないと起きる意味がないような気がして、

朝ごはんを食べるようになった。

そしてオナニーマシーンを聴いてパンクを忘れないようにしている。

青春パンクの中では"アノコ"という言葉がよく出てきて、

青春は"アノコ"とかを"アソコ"とか抽象的な言葉を

全員が心の中にある具体的な言葉をよく使う。

最近の気づきに繋がるが、

 

"弱い人に甘えたい''んだよなぁ

 

と気づいた。

この人は強いから甘えようとは思わない。

ここがおれの逆張りで生きてきたことでの生きづらさなのだが、

弱い人から甘えたいんだよね

エロそうな人よりエロくなさそうな人のパンチラのが興奮するように

エロいやつを探すはやる気持ちをオナマシを聴いて抑えている。

蓮は19時半になる前に必ず最後に一言言う

毎回言い方は違うが

 

「かわいいおばあちゃんになりそうな人をさがそうぜ」

 

これはベストアンサーだと思う。

いままでどんな人と結婚したいという質問は

"おもろい女"で切り抜けて来た私は

これがベストアンサーだと知ってしまった。

どれぐらいベストアンサーかと言うと、

DIOがジョナサンに殺した人の数を聞かれて、

 

「お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか」

 

これぐらいのベストアンサーである。

そして、きっと可愛いおばあちゃんになりそうな人は弱くて、オナマシに歌われるような

 

 "アノコ" と呼ばれているのだろう。

 

                   以上

 

 

ピーチ・ジョンがやってくる

まんせー

花粉がやってくるとともに、18歳は巣立つ。

高校という3年間のモラトリアムを終え、それぞれの暮らしの在り方で進んでいく。

人生の分岐を終え、その走り出しを見ると期待よかは不安やストレスが大きそうだ。

卒業を思えばアニメが出てくる。

それは日本独特の感性だろう。

お国柄ともいえる終わりよければなんとやらが1番影響を受けているのはアニメな気がする。

平成10年に生まれた私がこの時期を毎年繰り返して思い出すのは

 

けいおん

 

である。

当時若干12歳の私は震災の時に卒業式をしたため、

体育館の中に無造作にひかれたブルーシートの上に幾度となく並べたパイプ椅子に座り、約30分という短い時間で形だけ済ませた卒業式だった。

それでも自分たちのために無理して参加してる人もいるだろうと、生徒は特に突飛なことをせず、静かに座っていた。

本来、来賓のあいさつや在校生の掛け合いがあるが、それもなく、

本当はしっかり練習していたはずの「栄光の架橋」も地震の恐ろしさを知ったあの時は

いつくるかもわからない恐怖で歌なんか入ってこなかったと思う。

そーゆーのを省いて良いところだけの卒業式は自分の性に合っていて、良かった。

けいおん」は火曜日の一時ぐらいにやっていた。

第一期が始まった時は、まだ5年生から6年生ぐらいで詳しくはあまり覚えてはいない。

その時は今日のように起きることはしなかった。というか、できなかった。

アニメをみるようになったのは姉からの影響が大きい。

しかも深夜アニメはエッチなやつもあって、アニメを見る口実でムラムラを解消することもできた。

だがそーゆーエッチなやつだけ姉は見てすぐ録画から消していたりした。

当時はあんな意地悪な姉はいないと思っていたが、

「消されるならば消される前に見るしかない。」

という臨機応変な対応を学ばせてくれたのだと思う。

優しい姉である。

エッチなもののためならほとんどのことを諦めずにできる。

そーやって録画一覧の選択欄から15分だけその"見たいアニメ"を見れる事がわかった。

これのいいところは実際に選択してしまうと未読の欄から消えてしまうが、これは未読のまま見れる。

しかし、オープニングやCMも見なければならないため、かなりの忍耐がいる。

それを姉や母が帰ってくる前に見る必要があった。

仮に、それですごい気になる場合は再生して、姉に

「あ、なんかこのアニメ?ナルト見ようと思って間違って再生したから未読にないから。」

と母がいる前で言うと納得してくれた。

わざわざナルトや銀魂をそのアニメの周辺に並べる技も手に入れていた。

完全犯罪である。

色々盗み見て、その15分を見るために母が仕事の遅い日を観察して、月曜と水曜と金曜はいつも帰るのが遅い事がわかった。

だからその曜日はわざわざ走って帰る。

なんなら遊びを断る。

それを続けて三ヶ月ぐらい経ち、録画欄に飛び込んできたのが、「けいおん」である

姉はけいおんだけは一度みても消さなかった。

また見るためだろうが、何度も見るぐらいに面白いものなのかと

それからけいおんをみるようになった。

5話までしか見れなかったが、一気に5話みればまた1話から見ていた。

セリフを覚えるぐらいみたアニメは「モンスターズインク」と劇場版ナルトの雪国で虹色螺旋丸を最後に撃つやつだけだった。

けいおんが二期を迎え喜ぶのも束の間、

どんなものにも終わりがあり、

それが卒業式だった。

それをみてから2月ぐらいからそわそわするようになる。

3月を迎える準備を身体が勝手に行う。

けいおんを思い出せば自分の卒業式を思い出し、何度も繰り返し見ても飽きずに見られる。

季節や環境や場面、状況で思い出しまた始めから見始める。

初心に戻るような感覚で懐かしくもあり儚くもある。

そーゆーものを作るために生まれてからの20年を生きたかったと思った。

今も作れているが、あの時の感覚のような繊細で鮮明なものではない。

常にリアルタイムには勝てないのである。

最近新しい発掘もやめられずにいる。

「葬送のフリーレン」を見た。

すでに2週している。

これもまたセリフを覚えてしまうだろう。

 

 

 

 

 

2.中学生で足のサイズが32センチに達した杉浦ヒロキの話

 

服を買わなくなったと気づいたのは、つい昨年ごろで、毎度のようにお互い気づきを得た時に蓮と電話した時にふと話があった。

 

「最近何着てる?」

 

この質問で2人は3時間話したのだが、

その時とはまた違う気づきがあったのでここに書こうと思う。

 

最近何を着ているかの答えはさておき

今の流行りについては大体の大筋を知っておきたいという気持ちもある。

流行りを作るのは雑誌というのは、どの業界もそうで、

"今年はこれを流行らす"

という形で流行りはできる。

そして、よくある勘違いは自分の知りたいことや好きな事が

周りでも流行っているという錯覚に陥ることある。

では"流行る"というのがどこからが"流行る"なのかを定義する必要がある。

ここからはこのブログの文体を崩せるチャンスになっている。

結論は"流行る"とは

"そん時に少しモテればいい"

である。

である調にするだけで勝手に説得力が出て、胡散臭くなくなる。

口語にもどす。

まあ、そんときにちょっとモテればいいのよみんな。

ファッションに時間とか思考をやることはせずに、手っ取り早くやりたいわけよ。

とにかく早く。

そんでいてモテたいのよ。

別になんでもいいんだろうけどさ

おしゃれな人にこの服いいねって言われるの嬉しいじゃん?

センスいい人にセンスいいって言われるの嬉しいのと対極にあるのが、その"流行り"なのよ。

なんでもいいんだよ?

でも、こだわるのがたのしいじゃん?

要は優先順位なんだけど、

優先してるところが似かよれば、

思考も似てくると思うのよ。

じゃあ、"流行り"には手を出さないのはさ、

ものすっごいモテたいからなのね。

めっちゃモテたいのよ。

その時ちょっとじゃなくて、

ずーーーーっと。

常に女に良い目で見られたいのね。

でも、25になってからの最初の質問をされると、

「ん?俺去年と同じ服きてね?」

ってなったのよ。

それなんかダメじゃない?

メガネとかもつけ続ければ慣れてくるけど、

慣れすぎるとつまんなくなるのね。

それって匂いとかオーラとか目に見えないところで

なんかサボってる感とかおきに行ってる感が、生まれてくるわけよ。

忘れてる気がしない?

わすれてるって。

最初はさアウトレットパークで

やれビームス、やれナノユニバース

みーーんな通った道じゃん。

でもあれ着はじめの周りの目つきすごかったじゃん?

「ついにあいつもナノユニバースか」

みたいな。

DCのスニーカー履いただけでヤンキーも友達みたいに話しかけてくれるわけよ。

でも、それも長くは続かなくて

やっぱり見てくれにつまんなさが出てくるのよ

おんなじよーな服しかないから。

そっからがほんとのスタートだったじゃん。

"アウトレットパークにないからおしゃれ"

っていうそいつの趣味嗜好が外面に出るようなものになっていくからさ。

だからこそ、とどまってはいけないのよ。

俺の今は"アウトレットパーク内"

25になって逆戻りしてるの。

でも、別に買わなくていいのよ?

こんな理論なんか俺ぐらいしか思ってないんだから。

でもなんでとどまってはいけないのか。

それが今回の気づき。

いけないわけじゃないんだけど、

写真撮るでしょ?

撮った写真で年代とかこの頃とかわかった方が

楽しくない?

って思って。

元々物持ち良い方ではあるけど、

あえてかえてみる。

そーやってアウトレットパークを抜け出そうぜって話。

だってアウトレットパークにないものは

カッケーからね。

そう思った今回の気づきでした。

最後に杉浦の話。

杉浦身長俺より低いのに足32センチあって、

学校の上履き特注で作ってもらってたんだけど、

おれは陰でピグモンって呼んでたんだけど、

体のバランス悪いからね。

みんなには髪の毛と顔の形からエリンギって呼ばれてて、

目が細いから寝てないのに寝てると思われて先生に注意されたりしてたのね。

んで、本気で走るとその頭のさ、キノコでいうと傘のところが

こう、舞うわけよ。

わさっわさっわさって

めっちゃおもろいよね。

おわり。

 

                  いじょ

 

フラッシュ倍速サイケ

プラトニックな関係」

 「プラトニック・ラブ英語Platonic love)とは、肉体的な欲求を離れた、精神的恋愛(せいしんてきれんあい)のことである。かつては、好き合った男女同士でも結婚までは純潔を保つべきである、として結婚までは精神的な愛を理想と考える向きが強かった。そのため、それをプラトニックと呼んだが、現在においては本質的ではなく、死語と化している。」(wiki参照)

 

1.やんちゃバランス理論からニートバランス理論へ

 

 雨水の候は農耕の準備を始める目安とされている。

本来の二月の中旬の気温とはかけ離れた温かい気温に少し肌をなめるように吹く風に違和感と不快感を感じる。

寒いときは雪が降るほど気温が下がり、温かいときは気持ちの悪くなるほど上がる気温に振り回される。

私が5.6歳の時にはなかったような気がしている。

どうなのか。

 

「昔と今は違う」

 

皆がそういう。

昔と違うのはポジティブにもネガティブにもとらえられていて、最近の顕著に思うのは、’’ヤンキーがニートに変わった’’と思うことだ。

昔は思春期による心と体の変化に耐え切れず、有り余るパワーは’’反抗心’’に代わり、’’ツッパリ’’に代わる。

それが普通で、みな’’ツッパった’’。

’’ツッパリ’’はカラーギャングや単純に悪いことをやる人もいたが、みな人情味や仲間とか地元に生きることで今ある地位を築いてきた。

みな自分の居場所は自分でするやつこそ一人前。

そう。一人前になりたいのだろう。

大人になりたい。煙草も酒も麻雀もギャンブルも。

妖怪人間ベムのように早く人間(一人前)になりたい気持ちが強い。

現代に戻る。今は多感な時期に生まれた’’反抗心’’はインターネット等の目によって抑制されている。

前後関係も見ていない映像上のやり取りに本気でキレるやつがいて、本気で字ズラで長文を送ってくる。

心に生まれた’’反抗心’’は瞬く間に膨れ上がり、自分の居場所やわかってもらえる人がいないとあきらめ、心の扉を閉める。

これが’’ヤンチャバランス理論からニートバランス理論’’である

やんちゃになることでバランスとっていたのが、ニートになっているのではないかという予想である。

やんちゃは今もいるが、今いるやんちゃはガチばっかで焦るし、現代の人が心が弱くなったのではなく、お前という親から生まれてんだからお前と同じに決まっていて、ネガティブに考える幅が広くなり、人のことを良く考えるようになったことがあると思う。

今生きていてよく思うが、喧嘩が減って治安はよくなったが、県下で解決できたほうがいい場面が多い。

学生運動も暴走族も殴れるからいいけど、ヴィーガンは殴っちゃダメじゃん?

でも理論もくそもないことで人間のエゴを肯定だの否定だのをしてるからさ、

ぶんなぐんねーとわかんないやつもいるじゃんガキなんか特に。

理不尽になれなきゃだめだし、理不尽を押し付けて嫌われなきゃわかんないからさ。

「自分は理解する側だ」と「相手に理解されたい」という

「   ニート   」と「   ヤンチャ  」

のバランスを考えなきゃなんねーわけよ。

’’ヤンチャ’’と’’ニート’’は紙一重

同じ穴のムジナだろ?そうだろ?

 

 

 

 

 

 

2.最近の気持ちの整理

 最近のマイブームはもっぱら「掃除」である。

「掃除」といっても、隅々までほこりをとるようなガチな奴ではなく、

次の休みまでにわざと洋服を部屋に脱ぎ捨て、ついに来た休みにすべて洗濯に出すことで快感を得ている。

この三日でこんなに汚せる奴いるのかというほど汚くなる。

だが、めっちゃきれいになる。

ほんとに。たぶん部屋とTシャツと私のほうが物多いぐらい。

たぶんね。

情報多いしふつうに。

かくゆう明日が休みな今日は一番汚れている。

気持ちの整理というのは「掃除」が一番良い。

というのも、最近のストレスについて少し話をする。

 

なんかさ、漬物って体にいいじゃん?

乳酸菌がすごいとかなんか発酵することでうんぬんかんぬんみたいなあんじゃん。

でもまずくない?

まずいま言わなくてもさ、おいしくなくない?

別のやつでよくない?

でもいっちばん保存に適してるのずるくない?

食えるから食うけどさ、

なんかずるくない?

そーゆーのゆるせないよ?

こーゆーの多い最近。

扶養で納税してないのにふるさと納税できるとかさ。

変じゃない?

やらないよ?

やんないけど、それ変じゃない?

あるじゃんこーゆーの。

なんか悔しいって感じわかる?

なにこれほんとに。

今のノルマは今までのノルマを達成できた末ののるまでしかなき

あとダサいダウン着てる女ね?

あれは何だと思う?

あのー、ユナイテッドアローズみたいなやつ。

ビームスみたいなやつ。

アウトレットパークダウン。

あのアウトレットパークダウンはなんなの?

教えてよ。どこで買うの?

売ってないだろどこにも。

売ってないのにみんな持ってるじゃん。

ずるいよ。俺にもちょうだいよ。ねえ。

あと、ミーハーむずくない?

俺も自分のことミーハーだなって思うのよ。

なんか文化のかっけーとこだけイチゴの先っぽだけを食べている実感があるから。

ちゃんと好きならもっと掘って生活や人生に影響が出てくると思うのね。

でも、ミーハーという難しい境界線からはみ出たキモいやついるよね。

痛いやつ。

なんかミーハーにしては外してるやつ。

あれはいいよね。なんかやっぱ逆張りは好きだよ俺。

頑張ってるやつ好きだから。

なんかさ、趣味とかってさノルマの達成って感じしない?

ここまで聞いたら次こいつとか

ここまで引けたら次みたいな

それってさ今のノルマって今までのノルマを達成できた末のノルマだからさ、

じゃあ、今までのノルマを達成しないで上っ面だけでかっけーから聞きますみたいなものがミーハー。

ずるいじゃんそーゆーの

コース料理途中からいきなりきて、北京ダック食ってすぐ帰るみたいな

それだめだなーって思うことあるんだよね。

順序ってあるからね。

プラトニックがさ、肉体関係が結婚するまでないわけじゃん?

すごい順序だよね。

やっぱすぐセックスするもんじゃないんじゃね?

おいしいものはやっぱ最後に食わなきゃね。

日本語であんじゃん。

終わりよければプラトニックとか

急がばプラトニックとか

プラートニックに蜂とかさ。

あんじゃん

ってかくれよ。プラトニックダウン。

プラトニックアウトレットパークダウン。

くれよ。

それもたくさんのノルマ達成しないと駄目な感じ?

そのダウン買うのにノルマないだろ。

                                   以上

akボーイとガジェットボーイ

暮からひと月。

時候の挨拶からはじまる。

今週が冬で1番寒いと言われる大寒の暦であるが、

15度まで上がる日中には家の中より外のがあったかいので、窓をあける。

植物も勘違いして花を咲かせる準備をする。

明日は最高8度であるなんて知る由もない。

春の匂いは毎年懐かしさを運んでくる。

電車に乗ること、散歩をすること。

全てに懐かしさが生み出され続ける。

修学旅行は春の終わりだった。

中学3年生の頃の自分は完璧に安らげる場所を持っていた。

修学旅行の班決めは異例の8人メンバーで担任からは、

「まあ最悪布団ひければ何人でもいいよ」

と最後はなし崩し的に許された。

メンバーは自分と

保育園が一緒のりょうやとちひろ

ブラジルと台湾のハーフのアンデレ、

スケボーキングのともやとりく

無類の女好きからあだ名が無類になった友一と

あと1人はわすれた。

場所は京都で皆が行きたいところに行けるように予定を立てようとするが

それぞれがいかにしてゲームやタバコを持っていくかを考えていた。

ふと担任が話に割って入るように声をかけてきた。

別にやばい話はしてはいなかったが、ぎこちなくなる。

 

「おまえら悪いこと企むなよ。」

 

みなその場では笑っていたが、内心はびくついていたと思う。

 

「あ、そうだ。

 おまえら関西の人たちはノリいいから

 刀で切るフリとかしたらみーんなそろって

 

 "うわっ!やられたぁぁあ!"

 

   ってやるらしいぞ」

 

こーゆー話に興味を持つのは俺とちひろしかいない。

時は流れて修学旅行当日。

俺たち8人は行きたいところを巡ることなどせずに散歩をすることにした。

有名どころの道沿いをそれぞれやりたいように歩いて、食いたいものをたべていた。

お土産を無駄に買うちひろの荷物は2時間の散歩で両の手いっぱいになっていた。

集合時間が近づいている。

急いでバスに乗り込みむ。

もちろんちひろは1番最後に乗ってくる。

バスには座れず、とにかく奥の方へ行くと

明らかな関西人がいた。

担任の話を覚えていたのは自分と千尋だけだった。

 

ちひろちひろ!行ってこい!」

 

「えへへへ。」

 

ちひろは手でピストルの形をつくって、座っていた夫人に向ける。

 

 

 

「バァァァアアアン‼️」

 

 

 

 

バスに乗る人の視線がちひろにあつまる。

そしてちひろに打たれた夫人は少し間があって、

気づき反応を起こしてくれた。

 

 

 

 

「うわっ❗️やられタァ‼️」

 

 

 

緊張の後の緩和が訪れる。

夫人は声をかけてくれた。

 

「お兄ちゃんたち修学旅行?」

 

ちひろがすぐに答える。

「そうです!」

 

「まあ!楽しんでってね☺︎」

 

バスが止まり、夫人は立ち上がり降りる。

俺たちは笑顔で手を振り、ちひろはニヤニヤしている。

バスはゆっくりとまた進み出した。

 

ちひろ!やってくれたな!」

 

「な!めっちゃおもろいなあのおばさん」

 

ちひろの満足そうな顔を見て俺も少し嬉しい気持ちになった。

 

ややあってバスは終点の駅につく。

 

それぞれが荷物を持ち、降りる準備をしだしていた。

ちひろが急顔で確認をし出す。

 

「ねぇ!みんな俺のお土産ひとつたんねーんだけど!」

 

「は?どーゆーこと??」

 

「くっそ!盗まれたわ!!絶対やられた!」

 

たしかにちひろの荷物が減ってる気がしないでもない。

 

「やっば!!お土産ねーよくっそ!」

 

「盗まれたなお前絶対」

 

そう。盗まれていた。

 

「誰だよ!!まぢでふざけんなよー!」

 

ちひろとおれはふと目を合わせる。

きっと同じことを考えている。

 

犯人はあのババアであった。

 

 

 

 

 

 

ちひろの話をすこし。

ちひろはクラスには絶対1人はいる都市伝説が大好きなやつだった。

ちひろの話は主に二つでフリーメイソンの話か黒田官兵衛の一生の話をする。

どちらも話し始めると2時間はかかる。

おれはその話が好きでよく聞いていた。

都市伝説の前はまだパソコンでYouTubeを見る時代だったので、ニコ動をみたり、アメブロ見たりしていた。

そして、"検索しては行けない"というジャンルにハマる。

これが全ての始まりだったのだが、俺とちひろが仲良くなったのは、一緒にそれを検索し合うことで毎朝ホームルーム前にその話をして、検索したことをメモして話していた。

UFOの呼び方とかそーゆー月間ムーみたいな話から、

1000クリックやひとりかくれんぼみたいな怖い系なんかも、誰かがまとめた記事をみて検索したりしていた。

その中で空想の話のような昔の話のような

そんな話を見つける。

それが

"人間をペットにして尿路結石は高値で買取されている"

という記事である。

今思えば明らかな空想であるが、

当時その話でちひろとよく話していた。

 

「尿路結石で指輪とかつくって、ダークウェブで売られてるかもね」

 

そして帰ってからダークウェブを開こうとする。だが、見れるわけもなく頓挫する。

ちひろも同様次の日に話をして、放課後ちひろの家で遊ぶことになった。

ノートパソコンを膝に乗せ、都市伝説を探し続けていたとき、

ちひろのお母さんが入ってきた。

 

「こんにちわ!かいとくん!」

 

「こんにちわ!」

 

「よかったら食べてこれ!」

 

ちひろのお母さんが気を使って出してくれたのは

エビフライとコロッケだった。

ちひろのうちでは揚げ物にはタルタルソースだった。

ちひろがすぐさま頬張り、またすぐパソコンをいじりだす。

俺も遠慮なくエビフライを食べようとした。

そのエビフライは少し変だった。

エビフライは尻尾ではない方から食べるのだが、

このエビフライには

どっちからも尻尾が生えていた。

 

 

「おい!ちひろ!!このエビフライやべーよ

 どっちも尻尾ついてんだけど!」

 

ちひろは笑いながら聞き返す

 

「笑笑やっば!どーゆーこと?」

 

俺も笑う

 

「笑笑ほら!どっちも尻尾!」

 

「ほんとだ!やべーなこれ」

 

ちひろは少し考える顔をしてすぐにパソコンに目を向け出した。

 

「こんなエビフライあるかよな!ちひろ?」

 

「かいと!ちょっと待って!」

 

「ん?」

 

「お前そのエビ」

 

「うん。」

 

「ダークウェブのエビだよ絶対」

 

                   以上

年末年始特大号! "フロアナイズドされた国" 韓国

1.街から本屋が消えた

 

21日にこの街から本屋が消える。

潰れるというよりは、消えてなくなるというのが正しい。

新しい地に住んで一年がすぎて、この街のスレ具合を見てるとどーも地元がまだ頑張っている地域なのだと思えるほど、

この街は終わっている。

本屋とは民度を表すとおもう。

地元にいる時は"ナミキ書店"という近所のおばあちゃんがやっている本屋があった。

"ナミキ"とよばれる本屋も一階は本屋で2階は文具が売っていて、レジ横には子供が喜ぶ駄菓子が売っていた。

茨城の小学校中学校の運動会では出店がでる。

わたあめやかき氷など割とちゃんと出店が出ていて、当日はいつもより校則など少し緩くなる。

そんなモラトリアムの中みんなでご飯を食べていた時に、友達が"JUMP"を読んでいた。

私は歯医者で読んだワンピースに心を打たれて、全巻集める途中だったため、興味はあった。

当時単行本を買い始めた時を今でも覚えているが、最新刊は48巻でオーズの表紙だった。

その単行本よりもっと先の話をしている"JUNP"に当時の言葉でいうと"チート"だという感覚をおぼえた。

そして次の日から"JUMP"を買い始めたのである。

その時の買った"JUMP"でいちご100%が最終回だった。

コンビニでは月曜に出るのだが、その友達が言った。

 

「金曜には"ナミキ"で買えるよ」

 

きっと違法である。

違法ではないとはいえ、ギリギリだったと思う。

そんなことをしていいと思えないし、みんな平気で買いに行くのを見て

"これはいけないことだ"

と言いながら、塾への途中で買って勉強そっちのけで"JUNP"をよんでいた。

そしてそれから毎週金曜日"ナミキ"に通い、たまに買うレジ横のきのこの山を買っていた。

年月が経つ。

"JUMP"を買わなくなったのはいつだったか。

スケットダンスの最終回を見れた。

姉どきも全部見れた。

ナルトも黒子のバスケバクマン

全部があの時の"ナミキ"からカルチャーが広がった。

そんな"ナミキ"も気づいたら潰れていた。

そして最寄りの本屋は"文教堂"に変わった。

"文教堂"がある街は大きな道路を超えた向こう側である。

そしてまたその街からも本屋が消えようとしている。

私は様々な街で消えていく本屋を"ナミキ"と重ねて、

JUMPをコンビニで買う時代にアンチテーゼを打ち出していこうとおもった。

 

 

 

 

 

 

2.フロアナイズドされた国 韓国

 

1月1日。年が明けるとともに旅立つことを決めたのは9月のこと。

全てを自分で決めて、チケットを取って海外へ行くことをふとやってみたくなったのだろう。

今年はとりあえず韓国というなんとなくで決めた旅行は最高に楽しかった。忘れられない年初めになれたので、記録していく。

朝は早くなかった。飛行機が事前に出発が遅れることを知らせてくれたからである。

ささっと準備をしてできるだけ少ない荷物でリュック一つにまとめて成田空港に向かう。

チェックインを難なく済ませて、日本食が恋しくならないようにラーメンをたべた。

これは後に使わないで過ごすことになるが、コンセントの変換プラグを買って、全ての準備を済ませて搭乗した。

 

韓国までは2時間ぐらいで機内で本を読んだり、

睡眠はほぼ取らずにきたため、少し寝た。

起きたらついていた。

そして実感はすぐにやってきた。

自分が今日本という国をでて、違う国にいるということに高揚感がズンズンとやってきた。

空港の外へ出て高まりきった気持ちが自然と口角をあげた。

そしてすぐに気づくのだが、

ここは"ニホンナイズドされた国"である。

 

 

韓国の電車の乗り方は日本とは同じようで違う。

まず、安いのと電子マネー化が進んでいるため日本でいうスイカみたいなものもある。

そして1番俺たちを苦しめたのがお金である。

大体10倍の桁でやり取りをしているのだが、100円すらも札で出てくるとテンパって訳がわからなくなる。

最後にはしっかり管理してピッタリ全額つかってかえることができたのだが、

とにかく電車でソウルに、そしてホテルのある明洞へ。

荷物を一旦ホテルに置くため、時間通りにチェックインを済ませる。

日蓮が来るため、今日のうちに大体の交通機関を把握しておくのと、

明洞をサラッと観光した。

明洞は"オオサカナイズドされた場所"だった。

 

 

まずそもそもの街全体がゴミだらけだった。

賑わいをみせる1番大きな通りでは、路上販売がずらーーーっとならび、そこに人が並ぶ。

食欲のそそられない匂いと店に並ぶ偽物の服の量とロゴの不自然なズレに嫌気がさしていた。

すると、前から日本語での会話が聞こえる。

声は男の声だった。

しかし、装いは足を出してヒールを履いていた。

そして顔を見た時につい声が出てしまった。

 

"鼻にプロテーゼされたオカマ"であった。

 

ダウンタイム中の顔から平然と日本語が出てきて、ケータイを顔の位置まで持ちあげている。

ビデオ通話している姿を見て、

自分が観光で来ているが、目的を持っている人を見て、蓮にすぐに連絡を入れた。

 

練り歩きは2時間は続き、夜ご飯を決めることを視野に入れながら周りを見る。

韓国語は全くわからない。

そしてマックでいいか!と決めたところで、

耳馴染みのあるセリフが聞こえる。

 

「トケイ❗️」

 

「ニセモノ❗️」

 

異国にいることからの違和感でつい振り返る。

そして振り返った人が日本人だとバレたんだとすぐ気づいた。

 

「マッチ棒❗️」

 

マッチ棒????

日本語色々あってマッチ棒?

1人でブツクサ笑いながらマックへ向かって行った。

 

マックではなんとか注文を済ませ

受け取った紙袋からは日本では絶対にしないにおいがした。

でも、食べれば全く気にならなくなって

期間限定のバーガーと人気のバーガーをたべた。

味はそこそこで、体調に変化はなかった。

 

 

2日目。

蓮を迎えにいく。

昨日来た道をただ戻るだけだが、来た時に見ることができなかった景色をみれた。

そして蓮を発見。

タバコ休憩を挟んですぐ電車に乗り、ホテルへ向かう。

私とは違い、蓮は行きたいところは少しチェックをしているため、何するかを相談しながら、年末年始何していたのかの話をしたり、前回の韓国旅行の話をしたりした。

ついて少したってから服の卸売がある東大門へむかった。

ビーニーを買って、ウエスタンバックみたいなのも買って、とにかく練り歩き。

そしてどこに行ってもおもう。

綺麗なのは表の通り沿いだけで、少し裏に進むと無理やり建てられた建物や家がひしめき合っていた。

明らかにおかしい。

上っ面だけちゃんとしてて、少し内に入れば日本では見れない途上国特有の景色だった。

日本は道がとても綺麗である。

それはいったいなぜだろうと考えさせられた。

 

韓国旅行本番は夜である。

弘大へむかう。

もちろん"クラブ"を見に行くために。

見て唖然。

ネオンが区画一個にひろがっている。

地面にはタバコの吸い殻が地面を白くしていた。

ここからの話はあまり覚えていないのだが、

なぜか女を取り合う流れになって

韓国男がすごいブチギレていて、

少しおちょくりたくなって、ちょっかいかけたら

自国の法の下、鍛えた体でタックルされた。

 

 

それが"兵役タックル"である。

 

喧嘩をしたが、最後には仲直りができた。

その女はもうそこにはいなくて、外で新しい男をたぶらかせていた。

そーゆーもんである。

 

そして私がケータイをなくして、見つかってすぐ帰ったのだと言われたが、

無事に帰れた安心感でスヤスヤと眠り、そのまま3日目が始まっていた。

 

 

起きて体を整える。

頭が重く、顔がパンパンになっている。

トイレにしばらく篭ってから今日の予定を考える。

服から昨日のフロアの匂いがする。

 

 

"フロアナイズドされていた"

 

 

3日目も同じ流れで蓮が見れていない明洞を観光。

電車で向かった先は忘れてしまったが、蓮がおすすめのメガネ屋さんに行くことになった。

メガネ屋さんはやってなかったのだが、隣のセレクトショップにはいる。

 

 

ここで"フロアナイズドされたサングラス"を買った。

 

 

蓮は最初お揃いで買うのを渋っていたが、今となってはすごい良かったと言っていた。

なぜそのサングラスを買ったかというと、

そう!まさしくフロアに向かうためである。

私は最後の日を梨泰院で過ごすことに決めて、

電車をのる。

電車を降りてすぐフロアの音がした。

重低音が駅に響き、若者が我先にと流れ込んでいく。

そしてまた2人とも区画一個がフロアになっている景色を見て興奮していた。

ここでもあんまり覚えていないのだが、また私が財布とケータイをなくしてカンナムに着き、

とんぼ返りで梨泰院にもどる。

そこでも全てを見つけて、知らない人のメガネも間違えて持ってきてしまうのだが、

酔っているため気づかない。

そしてタクシーで明洞にむかった。

ついてすぐ蓮が吐いていた。

マンキンで遊んだつけがここで出てくる。

ホテルになんとかついて

フロアナイズドされた服はそのまま脱ぎ捨て、

トイレから離れられなくなる。

お互い死に物狂いで吐き下して

なんとか就寝する。

 

翌日は午後1でフライトがある。

なんとか起床して今までないほどの気持ち悪さと脳みそが収縮する感覚にうろたえる。

体調の悪さに悶えながら搭乗に成功。

祖国に帰ってこれたのである。

 

帰ってすぐラーメンを食べ、家へ帰る。

体調は妙に悪い。内臓からの悲鳴が痛みになって現れていた。

韓国は次行くとしたら四年後とかがいいかなと思う。

一度見れば満足する地だけの観光だったためか、また見ようとは思わなかった。

クラブシーンフロアシーンに刺激受けて、

日本のクラブを少し見に渋谷に行ったりした。

文化と触れ合うことから逃げてはいけないと

知った韓国旅行でした。

          

 

             韓国旅行編  完

 

 

ps.写真現像したらあと載せしますね。

 

 

 

 

 

 

辰年なのは日本だけじゃね?

まんせー

あけおめ。

バッタバタ。

もうほんとに

バタつきやばいよ

年末年始どうみんな。

バタついてる?

そこらへんが俺とみんなが違うところだよね。

バタつき。

"辰巳下がり"とはかけ離れた年始一発目の景気いいブログを目指して

今年もまあなんとなく元気にやっていけたらとおもいます。

挨拶はほどほどに本題に。

 

1.イースターエッグ

日本が古来から大事にしてる干支は一歩外に出れば、

おめでたいとされてる牛や羊はブロック肉に見えていて、

ネズミやウサギはパレードをしていて、

犬と猿はステゴロ、

蛇はインド人に、馬は武豊に操られて、

鳥飛んでて、猪は土掘ってて、虎や辰はスカジャンや素行の悪いやつらの身体に彫られてる。

ただの生物としてしか見てないものを今年も12でワンセットの周期できめられている。

日本は商売と何かを結びつけるのがとても上手だったのだろうと感じる。

今でさえ保存食のおせちをたべるのだから。

風習や言い伝えを"信じる"という言い方をするし、多分それを"日本教"と言われるのも無理のない話である。

そんな"干支"という文化のなかでも隠し要素がたくさんあって、

相性があったり、裏干支があったり

そういったゲーム内の隠し要素みたいなのがあって、

鬼門とか裏鬼門とか

肛門とか裏起毛みたいなものだという認識ですすむ。

ファミコンのゲームに↑↓←→BBABみたいなね

やれば裏ステージ連れてきますよと。

ある注文を頼んだお客様は裏カジノに連れて行かれるような。

HUNTER×HUNTERでハンター試験を受けるための最後の中華屋でのやり取りのように。

 

 

 

2."目から鱗が落ちるステーキ定食3人前"

 

学生の時に新宿の歌舞伎町に唯一ある喫茶店にある注文をしたひとは裏カジノに行けるという噂が広がっていた。

当時の私ももちろんのこと、気になっていた。

歌舞伎町というごった返した街に自然発生的に存在していたその喫茶店に行くことにした。

友人も2人連れて、学校終わりに向かう。

茶店はわかりやすい場所にあって、あっけない感じがした。

入ってすぐの席にはふたりの会社員がパソコンを広げていて、横文字が日本語の中に飛び交っていた。

なかは煌びやかな天井に木の机と椅子。

香ばしいコーヒーの匂いはどこでだってわかる。

街の汚さとのコントラストでオアシスのようにおもう。

 

「いらっしゃいませ。3名さまですね!

 おくのテーブル席へどうぞ。」

 

案内されて席はつき、すぐさまメニューを広げる。

 

「どれだまぢで」

 

「多くね?」

 

メニューはコーヒーだけでも20種類ある。

ソフトドリンクにスムージー、紅茶、アルコール

広げたA3サイズのメニューに目一杯に書かれたところを見て苦笑いがでる。

まさかここにアイスやホットで分かれていたら尚更。

ここにある文字だけを見ても埒が開かない。

 

「これじゃね?」

 

友人が指したメニューはバーボンだった。

 

「うっわー狙うねぇ」

 

「流石に?」

 

「飲まなくない?頼むのはいいけど」

 

「たしかに笑」

 

「これは?」

 

もう1人の友人が指したのはコーヒーゼリーだった。

 

「あーー、逆にね」

 

コーヒーゼリー"アイス"!」

 

「笑笑笑笑」

 

「絶対そお!"アイス"つき!」

 

「それだったらあのおっさんも裏カジノ行きだぜ」

 

真ん中の席でタバコをゆったりと燻らしている中年のおじさんが届いてすぐのコーヒーゼリーをアイスだけ先に食べている。

 

「たしかにな。」

 

「うーん…。」

 

ついてから5分が経った。

すると友人から一つ、この洞窟の先の光を見つけた。

 

「これさ、もしかしてここのメニューに載ってないんじゃない?」

 

「なるほどね。」

 

「たしかにここのメニューに載ってない可能性あるね」

 

「なんだろ…。たとえばさ"黒糖きな粉ラッテ"とかさ。」

 

「"黒糖きな粉ラッテ"!?!?!」

 

友人が店で1番高い声を出し笑う。

 

「笑いすぎ笑いすぎ」

 

「それやばいな。」

 

「絶対これでしょ笑」

 

「ぜったいそおだね」

 

「よし!決まり!店員さん呼んで!」

 

茶店のマスターがゆっくりと席に近づいてくる。

 

「ご注文お伺いいたしますね」

 

「あの!」

 

メニューにはない質問をするのにメニューをみる。

 

「ええと」

 

ゆっくりとわかりやすく説明するように注文をし始めた。

 

「なんかここにはないのですが、

 黒糖きな粉ラッテとか3つできますか?」

 

「黒糖きな粉ラッテ???!」

 

素っ頓狂な声が出て、すぐさま顔が険しくなる。

 

もしや、通じたのか。

これが裏カジノへ繋がる合言葉なのかもしれない。

その思いも束の間。

 

「かしこまりました。少しお時間いただきますね。」

 

茶店のマスターが中のスタッフに一声かけて急足で外へ出ていった。

 

「ほら!やっぱ裏カジノに連絡しにいったんだよ」

 

「やばいな」

 

「おれらこれで犯罪者だぞ」

 

そしてしばらくして

きな粉の袋を持ったマスターが帰ってきて、

急いで私たちのラッテを作り始めた。

カジノには行けなかったが、明らかに即興で作られた"黒糖きな粉ラッテ"は、喫茶店マスターのように優しい滑らかな味がした。

 

 

次は年始の特別号です

 

                   いじょ