1.
歩きで駅に向かう時は近くのコンビニでアイスコーヒーを買い、歩きながら飲む。
歩き出しの足に目を止め、靴が汚いのを見て少しげんなりする。
ケータイをさわれば画面が汚いのに気づき、
こーやってブログを書いてる間もずっと気になってしまうが
一度だけ拭いてはみるが、汚れはとれずあきらめる。
電車内では主に本を読む。
高速で移動する箱の中で読む本は驚くほど集中できる。
関係のない話だが、前に睡眠の導入が満員電車に乗り込むように感じたことがある。
脳の神経が全て一点に集まり、箱の中に集まるようなイメージがあり、
そのイメージを頭に浮かべる事で不眠症は改善されたことがある。
集中することができる電車内ではできるだけストレスはかけないように乗り換えもせず、
できるだけ長くいたいので各駅を選ぶ。
鈍行は空いているためストレスがない。
そーやって休日はわざわざ家を出て出かける事でリフレッシュをする事ができる。
駅を出れば無機質で熱気がこもり、肌にまとわりつく嫌な感じを助長するように鬱陶しく付きまとう。
小さな川の対流のように人が流れ、たくさんの意識を一同に感じる。
ふと目が止まるの妙に装いが綺麗な派手なメイクに短いタイトのスカートをはいた女性だった。
この女性が何をされてるかはある程度予想がつく。
"これは風俗を利用してないと見えない景色"である。
風俗を利用してから駅前で待ち合わせをしてるスーツ姿のサラリーマンと見合わない年齢の女性を連れている姿を見るときっと"そーゆーやつ"だと思うことが多くなった。
だからといって言うことは特にはないのだが、
奥さんのいる方がしっかりお金を払って風俗を利用する姿を見ると安心と焦りの両方を感じる。
見てる景色は一瞬だがそこからこうなるのだろうあーなるのだろうと想像を掻き立てるような気持ちにさせてもらえる。
それが私の休日のリフレッシュの仕方である。
2.
中秋の名月。迫る15夜の前日の夜にはすでに完璧とは言わずともほぼ完成されたうさぎたちがいつもに増してくっきりと、はっきりとみえる。
季節や節気を気にするようになってから季節がどんどん分割されて日々の変化に細かく気づくようになった。
そして昔の人は15夜の月の美しさに惹かれ、
"こんな綺麗な月が出てる時は外で団子を食おう"
となったのだろう。
今を生きる者が外にでて飯を食う時はきっと
サッカーや野球などのスポーツを見にスポーツバーに行く人や
人が作った予定やイベントに突き動かされて動く人がほとんどである。
季節が変わったり空が綺麗、月が綺麗という自然や環境の変化で動くことは
少なくなっているのだろう。
先日早い時間に国道から帰れたため、ストレスなくスイスイと進む車の中でふと外を見た時に思った。
外を歩いていたのは2人のかなり若い2人組だった。
お昼をすぎてすぐの頃だったため、羽を伸ばして
悠々と歩く二人はこの先のさかえた本厚木の駅に向かおうとしていたのだろう。
天気は快晴でゆうに100日を超える久しぶりの涼しい気温に
窓を開けて外を見ていた。
同じように気持ちよさそうに歩く前の子の姿に少し不思議な感じがした。
"なにか"が普通ではない…と。
後ろの子には感じぬただならぬ違和感。
Hなのである。
乳が。
エロのHではなく
単位としてのHの乳なのである。
人を見て単位で突っ込んだのは今までで初めてである。
Tシャツは大きい人特有の胸を張ったように見えるサイズ感に
明らかにHサイズを強調する姿勢をみせ
苛立ちすら覚える。
笑い混じりの咳をする。
車はそのまま H igh wayに車線を変え、
日本が繋がってると気づく
あそこを通る車は気づいただろう。
彼女を見てHカップを考え、表して生きていたことを。
きっとその子と遊ぶ際には自分のHを隠すだろう。
休憩しよでちゃんとタバコ休憩してしまうのがわかる。
全ては単位からなる連想でしかないが
きっとそうなるのがわかる。
なぜならみながもつ性から逃げることはできないからである。
以上