『イマゴオリィイ家』の奇妙なブログ

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are you 馨しい??

新しいカメラを買った

四分割された仕切りにはそれぞれレンズがあり

普通のインスタントカメラとは違い

シャッターを押すと

ジーー」っと2秒近く鳴る。

4連写するカメラである。

先日よりお盆休みをいただき、実家に帰りしなければならないことを全てしてきた。

再婚相手と顔合わせのご飯会とパスポートの更新と洗車とお母さんたちに花と線香を。

 

時間が経てばわかることがある。

あの時のあれはきっとこーゆーことだったのか

その時は疲れて働かない脳と開かない瞼から返事を浮かんだ言葉をそのまま吐き出すだけになる。

勘の悪いガキは嫌われる。

 

マンキンとはこのことだと思うぐらい強めに遊んできた。

山形の酒田は神栖にとても似ていた。

全く反対側の海はどこか白々しく、嘘をつくような空と海で

画角に収まらない青がジーパンをより青くした。

遊びに行く初日から寝ずに昼迎えることが決定していたが、全身を走るアドレナリンが寝かせてくれず、

9時間マンキンで運転し続けた疲れは煮干しラーメンとサウナで回復した。

そして今回の一大イベント酒田の練り歩きが始まったのである。

目に留まった中華料理屋に入り、そこで酒と飯と次に目指す"オアシス"を教えてもらう。

蓮も俺もあんなに寝てないのに全くもって元気。

マンキン

そして腹を満たし、次はそこのお店が出しているスナックに足を運ぶ。

スナックに関してはいえば初心者。

タバコをつけるときに女の子が差し出すライターにドギマギして迷惑をかけたが、

同時にこの感覚を覚えたくないともおもった。

地元のお姉様たちからアツイ歓迎を受けて

遊びに来ていた"兄さん"

といっても自分の親と同じ年ぐらいだったのだが

"純愛"を説いたり、スナックの飲み方を教えてもらえたりした。

次々に注がれるアルコールを

文字通り水のように飲み、完全にべろべろになった2人は

ともに本気で歌う夜になる。

 

兄さんたちの甘い歌声は俺らとは違う重厚感と暑苦しさとを持ち

簡単に帰りたくなくなるようだった。

 

「ここらの若い子が行く最高のお店がある」

 

それが俺たちの

               "ボストンクラブ"

                                     だった。

 

薄暗い店内はやってないぐらい暗い。

入れば"あの頃"のまま。

変わらずにあるミラーボールと椅子とMTVが流れていて

かつての活気を裏付けるのは廃れたというより使い古した物の数々である。

当時の様子を俺らは事後でしかしれないことがほんと悔しくおもう。

そしてまたも歌う。

バーのマスターは21歳で明らかに大人びていて

何を言っても返しを持っている。

それがかなり強い。

おれらは楽しませてもらう側なのかもしれないとも思ってしまった。

ただなにをとっても皆温かく明るく素敵な方が俺らを認めて気に入ってくれる。

これだ!と

おれは、俺たちはこれをやりたくて

今は若いからピースを分けてもらって

そして次は俺らがピースを分ける時が来るまでに

執拗に遊ぶのではないだろうか。

きっと人が言う

 「今のうちにたくさん遊べ」

とは、

 

"良いお店"と"良い大人"と

遊び・飲み明かすことで

ピースを分けてもらえ!

 

ということだったのかもしれない。

 

だとすればこんなに分けてもらえたのだ

しかもたった1日で。

ただものすごい疲れたけど。

引くぐらいタバコも吸ったし

マンキン

そんな最高の日を過ごしていました。

今年はほんとに絶対やるって全部思ってやっていたから

タイもいく

新しいカメラを買ったから

また寝ないで体を限界まで使うために

四分割されたカメラでなにをとるかを考えるのと同じように

頭から指の先までを使い切る。

シャッターを切る音が少し長くなったように感じる。

それは好きなおかずを最後にゆっくり味わって食べたりするように

名残惜しい特別な日をできるだけ長く残そうとする。

一度最後まで撮ってからでないとわからないから

写ってて欲しいと切に思いながら、

記録を

ブログを続けようとおもったのでした。

                   いじょ